支援目標がどうのこうのも大事だけど
障害者福祉サービスには、市町村が行う地域生活支援事業に移動支援という個別支援型のサービスがある。
これは、社会参加を目的とする外出する際のヘルパー支援で、買い物や映画、カフェ、カラオケなど利用者にくっついて楽しむ支援するという内容のもの。私はこの移動支援がスケジュールにある日は心躍る。単純に楽しいからだ。コミュニケーションは非言語であることもあるが、困り果てたといった事態にそう陥ったこともなく、外出するというのはお楽しみの時間なのだ。
車中では、音楽を聴きながら、後部座席に座る利用者さん、窓に映る景色を口角を上げて眺める表情をルームミラーごしに確認できた時は安堵感を覚える、幸福とはこういうことをいうのだろうか、などと考えながら運転する。
外出は楽しいものであって欲しい。私も利用者さんも、好奇心を共有する。