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分かちあいたいブログ

福祉サービス事業所で働いてます。福祉のこと。他いろいろ 

介護福祉士実技試験の思い出

 第24回以降の合格率が6割を越えている事がわかります。それまで5割弱だった合格率が6割を越えて

 
全員介護福祉士時代へ突入か - 男の介護ヘルパー

 

こちらのブログを読み、介護福祉士の実技試験が間近に迫っていることを知りました。合格率は6割とのことで、広き門である介護福祉士国家資格を取得に向け、残りわずかの試験日まで対策を練っていただけたらと思います。

 

 かく言う私も過去に受験しており、改めて振り返ると、この試験に係る七面倒な足労は何度もしたいものではないと思っている。

しかし、当時は呑気に構え、落ちたらまた受験すればいいやと、実技試験免除の申し込みをするわけでもなく(数ヶ月に亘る講習が億劫で躊躇した)学科さえクリアすれば実技なんて何とかなるだろうと、どこ吹く風で気楽に考えていた。

 

 ところが、私にとって実技試験は未知であることに気付いてしまった

わかる介護実技DVD―介護福祉士国試実技試験対策(第3版)

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予行練習のつもりで、実技試験直前対策講座を受けようという気になったのが、実技試験の2週間前。申し込みの問い合わせをするが、どことも定員数を満たしていて、私が住む市町村区では講座を受けることができず、仕方がないので他府県へ出向き、一日講座を受けたのが実技試験の三日前であった(もっと早くに申し込むべきである)

 

講座では、たくさんの発見がありました

 

介護技術を行う際は、利用者の自立を支援するという視点を持ち、声掛け、確認をしてから、利用者の同意を得て介助する。たとえ、寝たきりや受け答えのできない利用者であったとしてもそれは同じである。そして利用者の残存機能を活かした介助をする。介護者は、利用者の意思や権利、尊厳といったものを尊重して実践しなくてはならない。

これらを忘れてオートマチックに介助を処理したのでは 減点の対象となりかねない。

この講座のおかげで、減点だらけである自分に気付くことができた。

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画像元:http://prcm.jp/

 

 

初心忘れるべからず

 

現場で覚え慣れ親しんだ介護技術でもって、「あらよっと」といった具合にベッドから車椅子へと移乗介助をするスピーディな自分に酔いしれてる場合ではない。一つひとつの動作に、執拗に声を掛け確認しすぎるくらいで調度いいのだと、決意を新たに試験に挑む。

 

受験の際は、介護業務に適した衣服及び靴(上履き)で受験して下さい。

更衣室が用意されています 

実技試験の受験票を確認してハッとなった一文である。これもまたウッカリしていた事の一つで、とあるテキストには、職業と場所にふさわいい身なりであり、それは清潔であり働きやすい格好が好ましいと。華美でないようにとも書いてあるのを目にして、履きつぶした靴に着古しのボロでは、イメージで減点になりかねないと、試験二日前に試験用の衣服を求めスポーツ用品店へ出かけた。

 

薄ピンクのポロシャツ(半袖)白のトレパン(春夏用)真っ白の靴

この三点を購入した。実技試験は3月初旬で、春というにはまだ早く肌寒い。こんな薄着でなくともいいんだけど、冬物が売っていなかったのだ。

  

 実技試験当日

とにかく声掛けだ。まずは試験管にお辞儀をして右手を上げて「はじめます」そして「はじめまして、〇〇さん、こんにわ。今日はお手伝いをさせていただく〇〇です。ご気分はよろしいですか」

とにかくセリフだけでも覚えておこうと、電車の中でセリフの書いたノートを繰り返し読み直していた。

 
介護福祉士国家試験の掲示板

↑動画もあり、丁寧に解説されていて必見です。

 引用です 

 待機室

① 実技試験の「課題」が渡される。ア)待機時間は10分間以上ある。イ)黙読して試験に備える。

② 係員が試験室まで案内する。ア)受験票・採点票・課題と手荷物を持ち、指示に従って移動する。 イ)「課題」は、試験室にも大きく掲示されている。*「課題」は持ち帰ることが出来る 

ここからは誰とも喋っちゃいけないの。課題プリントを見てゲッと青ざめても、これどうだったけ?と人に聞いてはいけないのね。

 

 試験室

①係員が入室を指示する。ア)入室後、指示された場所に手荷物を置く。 ②係員に「受験票」と「採点票」を渡し、氏名を告げる。ア)「課題」は渡さなくてよい。イ)掲示してある課題と試験室内の状況を確認する。 ③試験管から「始めてください」の指示を受けて、実技を開始する。

④試験モデルに話し掛ける時は、試験管にも聞こえるような大きな声で! ⑤実技が終了した時は「終わりました」と試験管にハッキリ告げる。

⑥実技の途中で、規定の時間がきてしまったら  ア)試験管から「試験時間は終了しました」と指示があるので従う。

⑦係員が退室を指示する。  ア)忘れ物のないように注意して退室する。 イ)試験終了後に「受験票」を返されるので、必ず受け取る。 

入室してすぐ頭真っ白になりましたね。課題プリントには85歳とあり、待機してる間ずーっと85際のお年寄りを想像してシュミレーションしていたのが、課題モデルはというと10代の学生さんのようで健康優良児にしか見えないの。課題プリントにある「膝が痛い」とは如何にも無縁そうで、このギャップと共に本番がスタートした。

 

緊張感は平常心を乱す。お約束のお辞儀や挨拶を済ませることは出来た。

「それでは車椅子に座っていただけますか?」と既に車椅子に座っているモデルに向かって私は言い放ってしまったのだ。あっ!やっちまったと思うや否や「もう座っておられるのですね」と何食わぬ顔で切り返し、「ご気分は大丈夫ですか?それでは左手でブレーキを外していただけますか?」「それでは前へ進みます」と言いながら次は何をするんだったかな?と考えるから、車椅子を押すのもゆっくりとしたものだった。一歩二歩と進み三歩目で止まり、「それでは、左手でブレーキを掛けて下さい」と言い、さぁこれからが杖歩行の介助に突入だ!と意気揚々となったところで試験の5分が経過し、試験終了を告げれられた。

 

 

試験終了後

①午前の受験者  ア)午後の受験者の受付が終了するまで、別の控え室で待機する。 イ)指示があるまで退出できないので、係員の指示に従う。

②午後の受験者  ア)係員の指示に従って、構内から退場する。

③携帯電話を預けた受験者は、返却所で受け取る。

 

 時間内に出来なかった。少しセリフがくどかったかもしれない。もうこれで落ちたと落胆した。

一緒に受けた知人と合流し出来の程を聞くと、時間内に出来なかったと言っていた。あーもうダメだと二人で言いながら何故か落ち込むどころか、お祭り騒ぎのハイテンションで、係りに案内されるまま着替えも忘れて構内を出てしまった。

半袖のまま外に出て、コ-トを羽織り暫く呆然としていた。ハイテンションであったので、冷たい空気が気持ち良かったことを覚えている。そしてそのまま、コートを羽織り春夏用の通気性に優れたトレパンを履いた格好で電車に乗って帰宅した。途中、クールダウンをしたようで、寒いやら季節外れのトレパンを履いていることが恥ずかしいやら、恥の掻き捨てといったのが実技試験の思い出となっている。

 

結果

合格でした。なぜ、合格できたのかは謎であります