分かちあいたいブログ

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快適・腰痛知らず【介助リフト】導入しよう

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移乗という、人力によって利用者を抱え上げ移動し移乗する介護技術がある。ベッドから車椅子、車椅子からベッドへと、あちらからこちらへ、介護員が利用者を抱え乗せ替える。

施設勤務していた当時は、食事だレクだ入浴だトイレだ、ベッドへ戻りたいという利用者のニーズ(数十人)に添って、移乗を繰り返し行っていた。これが原因かどうかは分からないが、介護員には腰痛持ちが多い。腰痛で仕事ができなくなり辞めていく人もいた。

私は今、腰痛に悩まされている。訪問系の職なので、施設のような移乗を毎日するわけではないが、介護を仕事とする者にとって、腰痛は致命傷のように思えてならない。

そんな折り、興味深い記事を読んだ。

 

なぜリフトに2000万円かけたのか 福祉機器導入物語 - 社会福祉界唯一の専門紙|福祉新聞

【引用】

 介護現場で多くの人が悩む腰痛。厚生労働省は2013年、職場における腰痛予防対策指針を19年ぶりに改訂しました。介護や看護の分野で指針は、原則として人力による人の抱え上げを行わせないことや、福祉機器を積極的に利用するよう求めています。ただ、介護の時間がかかることや、費用などの面から、福祉機器の利用に二の足を踏む福祉施設は少なくありません。

 ところが、2000万円かけて40台のリフトを購入した特別養護老人ホームがあります

 

厚労省がそんな発表していたとは知らなかった。これは盾にすべし。

 

この特別養護老人ホームの施設長さんのリフト導入物語とは・・

【機器導入物語⑤】全職員の合意こそ近道 - 社会福祉界唯一の専門紙|福祉新聞 

【引用】

 9月6日に齋藤郁子施設長がリフト活用を宣言した後、推進委員会「ノーリフターズ」のメンバーが最も頭を悩ませたのが、職員の合意形成だった。「上から言われたからやるだけではなく、心からやろうと全職員が思うことが、抱え上げない介護への近道だ」と考えたからだ

 

 職員の合意形成・・

クレーンじゃあるまいし、利用者さんを天上まで吊り上げるわけじゃないよ。

リフト導入は嬉しい限りで、現場のスタッフは諸手を挙げてバンザイかと思いきや、反対意見もあったのですね。

 【引用】

「リフトを使うには助走期間が大切。リフトを入れても職員が使えなければうまくいかない。職員を育ててきたから確信をもって宣言できた」と齋藤施設長は語る。

 「少しずつ腰が痛くなっていたので、痛みに悩まない日が来るのかと希望が持てた」「正直、抵抗があったが、抱え上げる介護のデメリットに気づき、リフトにプラスの考えが持てた」。研修の効果は着実に職員に浸透しているようだ

 

 施設だと、利用者も介護員も、人が多くいる分、賛成意見と反対意見が交錯されて捻れたのでしょうか。何はともあれ、導入は成功!おめでとうございます。 

 

【機器導入物語⑥】機器への投資は高くない - 社会福祉界唯一の専門紙|福祉新聞

【引用】

 ひのでホームを運営する芳洋会の平均年間収入は約12億円で収益率は3%余り。2012年度に練馬区に定員50人の特養ホームを新設したばかりで、2000万円は簡単に出せる額ではなかった。決断したのは05年度にリフトを居室に5台、浴室に2台導入した後、事故や職員の腰痛がなくなったからだ。 

どんどん投資していただき、広く普及するといいなと思います。

 

最後に

 わが社の利用者さんも、ご自宅でリフトを使っています。

そりゃもう、楽チンですよ♪ 5年以上使用されていますが壊れたという話しも、事故の話しもないです。

どんどん普及して、業者さんには競合していただき、価格競争してもらいましょう。

厚労省の改訂が助成金へと繋がっていかないかしら。今リフトマーケットが熱い!とかなったらいいな。

普及しないことには製造中止となることもあるので、購入をお考えの方は、ためらわないで。福祉用具の素晴らしさを実感して下さいませ。

 

というわけで、人力、大反対!!

 

参考までに↓ 人力よりよっぽどイイですよン

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