分かちあいたいブログ

福祉サービス事業所で働いてます。福祉のこと。他いろいろ 

まわり始め

自我の戦略が失敗に終わり、自分をなだめると同時に、それにより、失ったものが何なのかも見えてくる。

そうやって、手に入らなかったものを振り返っていくうち、人生は、喪失を繰り返すものであると思うようになってきた。

 


そんなわけないと、一念発起して、誰か何かと比較して、何度でも起き上がってみせる!と、頑張ったり闘ったりしてみたいものだが、こう自我によって、打ちのめされたのでは、何かの歯車が狂っていると思わざるを得ない。

 自分を満たしてくれないからといって、満たしてくれそうなものを取っ替え引き換えしたところで、空しさは増すばかりだろうし。

 

そんなことを考えるようになったのは、中年期というステージに入ったのを実感しだしたからだ。

ライフサイクルの心理学―こころの危機を生きる

これまでの自分の生き方についてほんとうにこれでよかったのかと疑問を抱いたり、なんとなく自分自身を変えてみたいと

二十代から三十代にかけては、人は社会の価値観に添って努力し、他者との関係に努力し、他者との関係を大切にしながら、社会に適応して自分自身を位置づけていきますが、ある時点からそれまでは考えてもみなかった方向性ーー自分にとって本当に確かな生き方、充足できる生き方とは何なのかーーに目が向き始めます。これが、いわゆる「中年の始まり」です。

 

何かを獲得した後の、満悦の褒美が欲しいとは思わなくなってきたし、

私にとって、それはまた喪失へと繋がるであろうものだから、これから、どういう風に生きていこうかと、模索する。 

 

自分は空っぽの存在だと奮闘してきた十数年間。

その頃に比べれば、身についたものもあるけど、やっぱり、自分は空っぽだなと思う。

得たつもりでいたけれど、実は、いろんなものを失くしていた

 

 

ライフサイクルの心理学―こころの危機を生きる

ライフサイクルの心理学―こころの危機を生きる

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