分かちあいたいブログ

福祉サービス事業所で働いてます。福祉のこと。他いろいろ 

これは大変だ

介護保険法に於ける介護支援専門員(ケアマネ)の受験願書・申し込みの受付が始まった。 試験は10月だそうで、昨年の合格率は15.5% 問題集を買ってみた。知らない事だらけ。 介護保険制度カテゴライズ 保険者 被保険者 要介護認定 保険給付 ケアマネジメ…

人生・・たたかえ!何を?

以下の記事を読み、回想する 介護職員の賃金、全産業の平均より8.8万円低い of 介護・地域包括ケアの情報サイト Joint 資格取得と給料アップは、比例も反映もされずにいる。 資格を得るためボルテージを上げての非日常が終わると、祭りの後の何とやらで、…

何はともあれ、無事終了。

福祉に関係する研修に行ってきました。 まぁスゴイ人数だこと。 ざっと250人近く、大人数な為、会場を分けて行われた。 講義の合間の休憩時間は、人との再会の時間でもある。 以前、別の研修で親しくなった人と、また会えた時の喜びは、ひとしおで、 再会…

読書 『官能仏教』  

「生きることは苦しみだ」と説いたお釈迦さま。であるが、「人の命は甘美なものだ」とも仰られたようです。 愛と性に纏わるお経や説話を紹介したエッセイ集。 甘美とは、エロスありきと言わんばかりの仏エピソードが満載。 官能仏教(角川書店) 平安時代末…

あいづち

平日は、焦りのドギマギ感や、失敗は避けたいプレッシャーだとか、どう動くべきかの迷いなどに充ちた日常を過ごす。 とっさに、態度や表情や、そのまま口に出すのは避けたい。 沈黙入門 (幻冬舎文庫) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010…

自然農法は、スゴいと実感

耕さない、除草しない、肥料を与えない、農薬を使用しない、自然農法というものを、今から2年ほど前に、何かの雑誌で知り、興味を抱いた。 自然農という生き方―いのちの道を、たんたんと (ゆっくりノートブック) 作者: 川口由一,辻信一 出版社/メーカー: 大…

浮世をサイバルするには

どうやら、残念なことに、 世の中の善とは、大半が偽善であると。・・ しかし、 たとえ、偽善であったとしても、偽と善の比率が重要であり、偽善の偽の方ではなく、偽善の善に、焦点を合せて関わるのが、健やかさを保つためにはいいようです 偽善入門―浮世を…

読書 「JR上野駅公園口」 柳美里  

男は、貧しい農家の長男として生まれた。一家を支えるために、十二の頃から働き、晩年は、ホームレスとなり、人生を回想する。 JR上野駅公園口 作者: 柳美里 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/03/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件)…

『まほろ駅前狂想曲』 面白かったです

まほろ駅前シリーズ第3弾です。 ぐいぐいと物語りに引き込まれながら、読み干した一冊! 秋には映画が公開されるみたいで、今から、とても、楽しみです。 まほろ駅前狂騒曲 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/10/30 メディア: 単行…

ショックポイント時こそ平常心を

生きづらく思うのは、この世は、「苦」であるのを知らないでいたからか・・ 釈迦は、この世に生きることは、苦しみに充ち満ちていると、教えていたそうです。 そして、その苦しみを減らす鍵は、平静すなわち「平常心」である。 平常心のレッスン (朝日新書) …

自分の領域で生きる

病気の進行により、身体が、機能しずらい状態となり、昔と今を比較して、嘆く。 それは、当然、辛いことだと思うので、嘆いていいと思う。 だけど、身体を憎しみ、痛めつけるようなことをするというのは、非現実だ。 新しい自分に目覚める4つの質問―――ストレ…

ジャッジ

福祉を仕事にしているので、当事者の困り事に関わっていくのは当然で、 家族や親戚の人たちと、向かい合うこともある。 そうして、本音の部分に触れるたび、平常心を保つのが精一杯となる。 心を開き、話してくれた相手のことを大事に思う。 健常者の中には…

まわり始め

自我の戦略が失敗に終わり、自分をなだめると同時に、それにより、失ったものが何なのかも見えてくる。 そうやって、手に入らなかったものを振り返っていくうち、人生は、喪失を繰り返すものであると思うようになってきた。 そんなわけないと、一念発起して…

思い出

避けては通れない4種の苦悩を生老病死というらしい(生老病死 とは - コトバンク) もう10年も前の話です。 利用者として出会った老婦人は、俳句が趣味で、新聞その他に入選した句を集め、自費出版で本を作ったことを話され、『冬薔薇(ふゆそうび)』と題…

巻き込まれても、抜け出す知恵

人のケアをするにあたって、平常心を意識することは大事だなと思う。 利用者さんの語り、物語に耳を傾けるとき、この平常心を意識していないと、相手を飲み込んでしまうか、呑み込まれたままになる。 呑み込んでしまった場合は、相手を拒絶するか否定する。 …

センタリング

仏教は、東洋の心理学的な要素が多い、と。 ならば、仏道の教えを実践すれば、心軽くなるはず。 私的には、小池龍之介さんの著書が分かりやすい。 「自分」を浄化する坐禅入門[増補改訂版] 座禅入門です。 座り方、呼吸の仕方など、丁寧な解説に、読んでる…

人生の縮図

仏教の教えは、腑に落ちる。 人生は、マンダラだなと思う。 発心ー意思が発現し、よし!やるかな、と決意する。 修行ー発心の決意がいかほどのものか試される。まさに修行期。 菩提ー修行期の成果というか結果を受け入れる時期。目覚めが起こる。流れに身を…

台所とお母さん

”お母さん” 仕事で出会う利用者さんも、よく話題にする。 ”お母さん”がいた昔のこと おかあさんとあたし。と、おとうさん 読むと、お母さんを通して世界を生きていた子供の頃を思い出して、なつかしくなって、キュンとくる。 お母さんって、子供にとっては、…

アイデンティティ

小池龍之介さんの書籍 「我」を張らない人づきあい (仏教対人心理学読本) を読みました。 煩悩を紐解いていくと、無我の境地に至る。 そして、慈悲の心を持つことができるようになる。 自己探求の旅のお供に、極意の一冊。オススメ! 「我」を張らない人づき…

心のブレーキ

虐待は、人生の困難を乗り越えていくうえで大切となるホームグラウンドを奪う。 そして、人生を空洞化させる。 家事ができない、育児放棄、の利用者さんの支援で、嬉しく思うのは、利用者のお子さんたちが、家事に興味を持ち、役割分担するようになったこと…

リカバリー

彼女は、自責の念にかられて数十年間を生きてきた。 けど、とうとう持ちこたえられなくなったのか、過去に戻りたい、と。 いい子にするから、塾も行くから、学校も行くから、過去に戻ってやり直したい、と私を見つめて懇願した。 彼女の言う戻りたい過去とは…

ケアする人、ケアされる人

『ケアの本質』 10年前、2級ヘルパーの研修で、ケアの理念という講義で、この本を紹介されました。読み返した感想です。 ケアの本質―生きることの意味 作者: ミルトン・メイヤロフ,田村真 出版社/メーカー: ゆみる出版 発売日: 1987/04 メディア: 単行本 …

ごみ屋敷化

ゴミ屋敷化した一軒屋に住む、独居の知的障害者の方の在宅支援に携わったことがある。 http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/80kenkyu/01/H22/H22_gzero_20_2syo.pdf (「ごみ屋敷」問題の現状と課題) 大掃除の日取りを決め、役所、関係機関、事業所な…

モンスター化したならば

ヘルパーの仕事は、利用者さんの主訴することに応えながら業務を遂行していくが、時に、利用者さん側から、度を越した接遇の要求に対応を迫られ、辟易してしまうということがある。 ヘルパーに対して、蔑み、敵対の姿勢で迫りくる利用者であっても、ヘルパー…

プライバシー厳守だからこそ

在宅支援は、プライバシーに接する仕事でもある。 事前アセスメントで聞き取れなかった、利用者さんの背景を知って動揺してしまう時がある。 それは、衝撃的な真実ほど動揺する。 自分のキャパを超えてることに気づかずに、延々と、利用者さんの話しを聞いて…

多様な価値観

障害者の雇用の機会の拡大などを目指す事業の研修で、障害者福祉サービス事業所に通う利用者の目標を考えるという事例検討の際、同グループにいたおばちゃんが、『A型に移行して社会の一員を目指す!』と言った。 http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken…

バーンアウト

介護の仕事に就いている女性は、私の知る限りであるが、母子世帯が多い。 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shien_01.pdf ひとり親家庭の支援について厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が偏って…

接遇の問題

相手の態度、言動、行動に影響を受けると、ストレスとなる。 対人援助は、感情労働ともいわれている。 友人は、ホームヘルパーを3ヶ月で辞めた。 理由は、調理した玉子焼きにケチをつけられたからだ。 この玉子焼きの一件は、えらく友人を怒りへと誘った。 …

盛者必衰

桜の花びらが舞ってるのを見ると、残念な気持ちになって、いつまでも咲いていてほしいなぁという主観に浸ってしまいます。 だって、桜、綺麗ですもの。 出会いと別れの季節に咲く桜。 喪失して、新たな価値観が生まれ、を繰り返していく。 在宅支援の仕事を…

持ちつ持たれつ

この方の近所には、叔母や従兄がいて、インフォーマルサービスを頼りに過ごされてきました。 ところが、頼りにしていた叔母さんが『疲れ果てた』と。 どうやら叔母さん、お一人で背負っていたようです。 なので、フォーマルサービスである在宅支援が始まりま…