分かちあいたいブログ

福祉サービス事業所で働いてます。福祉のこと。他いろいろ 

コザクラインコ

インコを飼ってみたくなり、できれば雛から育てたくなって鳥専門店へ行ってみた。店主は、飼い易くて人懐こく手のなかでスヤスヤ眠ったりするコザクラインコが可愛くてオススメですよと言って、幼鳥の白いコザクラインコをケージから出して手に包ませてくれた。

その幼鳥は見ず知らずの私の手のなかで騒ぎもせずジッとしていて、いつまでも撫でさせてくれるので、ウッカリすると心を奪われかねないと思い一目惚れをする前に店主に値段を尋ねたら、鳥専門店だけあってか予算を遥かに上回る驚きの金額であった。

一万円前後ポッチを握りしめ高嶺の花を手に入れようというのが間違いで、ここは諦めて店を出た。

 

「可愛いなぁ、コザクラインコ。」付き添ってくれた彼も満更でもない様子であった。

逆上せあがったコザクラインコ熱は下がることなく上がる一方で、他のペットショップを見て回ったが、雛の入荷にも時期というのがあるようで、空ケージにコザクラインコの写真と共に「新しい家族に迎えられました」というカードが貼ってあった。

では、別のショップではどうかというと、雛の入荷は未定という答えである。

あちこち回ってくたびれていたが、時間が経てば経つほど高嶺の花への想いが膨らみ、どこかに雛はおらんかねと執念を抱いて閉店間際のショップに入っていった。

 

ここでも、やっぱり雛はおらず。

かといって簡単に引き下がれるような心境でもなく、予約とできますか?と問うてみた。

いつになるかハッキリした事は言えないが承りますとの返事をもらうことができた。

そこで気なるのがお値段。それが、なんと予算を遥かに下回る金額であった。これで良かったんだと安堵した。

 

それから待つこと一週間、雛が入荷しましたと連絡が入った。

「生後3週間で、綿毛の中から小さな羽根がチラホラ見えていて、可愛いですヨ」と電話口から聞こえる男性店員の声からカワイイというのが伝わってきた。

入荷して間もないので三日ほど店で預かり餌の食べ具合や体調など観させて欲しいとのことで、三日三晩、気もそぞろでコザクラインコの事ばかりを考えて過ごした。

 

そして新生活が始まった。

雛は満腹になると次の挿し餌まで寝てばかりいたが、日が経つにつれ目を開けている時間が長くなってくると一人で餌が食べられるようになり、羽をバタつかせるようになると飛んで移動するようになった。

インコはパ行が覚えやすいというので、お喋りしやすいようにプーちゃんと名づけた。

プーちゃんは、「プーチャン!」とハツラツに喋るようになった。

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鳥専門店で触れたおしとやかな白いコザクラインコが、コザクラインコというものだと思っていたが、プーちゃんは、手の中で片時もジッとするような事はなく、毎日何かをカジったり、よじ登ったりして遊ぶのに忙しそうである。

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